エンジニアブーツをばらしてみました。

シャフト、ライニング、アッパーといった感じです。画像で分かるようにアッパーはボロボロ、PT83です。
もったいないので今回はアッパーを成形し直します!

こんな感じでスティールトゥが入っています。なかなか見る機会も少ないかと思いますのでどうぞ!
ちなみに私物です(笑)
インソールってワークブーツ好きには必須アイテムではないでしょうか?
某メーカーのブーツを購入した際、半敷すらなくメーカーとは関係なさそうなチェックの中敷が箱に入っていたのが、アメリカらしいとにやけた思い出があります。笑
見た目重視だと固い、クッション性重視だと化学繊維丸出し、既製品ってこんなの多くないですか?
居酒屋でブーツを脱ぐ度に化学繊維を眺める自分がいた経験から作りました!

堅牢な、武骨なブーツのインソールはやっぱり革がかっこいい!
ここに書いてますがスポンジも適度なクッション性で快適です。店頭にはサンプルもありますので是非!
スエードのペコスブーツ、カウボーイ仕様なのでシャフトに余裕がある作りです。
タウンユースには少し広いということでシャフト詰めでの修理です。

右が修理後、左が修理前です。4cm詰めてだいぶ印象が変わりました!
この修理は足が入らないようになるおそれがあるので多少余裕を持たせる必要があります。
幅詰め(両足) 8000円(+tax)~
うちの店のペーパーホルダーの脇に置いてあるハサミ。
おそらく1910~20'sくらいの物でドイツ製ですが、STAR BRAND SHOESのアド物です。

数種類見たことがりますがこちらはなんといっても持ち手の下が靴の形になっているのが特徴的です。
ご来店の際は是非見てやって下さい!

つま先の擦り減りは革でアタッチしています。わかりますか?(笑)

UK製、Phillipsハーフラバーでドレッシーにさせていただきました!ビブラムとはまた雰囲気が違いますね。
アタッチメント(サイズによる) 500円(+tax)~
Phillips ハーフラバー 2800円(+tax)
ガラスレザーの雰囲気がドンピシャって方も多いはず!ロカビリーって感じです!

こんなに愛用されて幸せ物です。本当に!
ミッドソール入りの重厚な作りで、よく見るとミッド・アウトソールと全く同じ材料を使っていません。

このテの素材は磨耗に弱く削れやすいんですが、雰囲気は崩したくない。
オリジナルにこのような意図があったかは定かではありませんが、ミッドソールは柔らかく履き心地重視、アウトソールは磨耗重視とゴムの硬度・含有率を変えた物を使いました。

完成です!
合成クレープ オールソール 11000円(+tax)
ミッドソール交換 3000円(+tax)
婦人物は主にこちらでUPしていますので参考までにどうぞご覧下さい!
靴屋 igloo

僕は靴が並ぶ姿が大好きです。自分の家の玄関に並ぶ靴を眺めるのが大好きな方も多いはず。
人様の靴ですが、毎回違う光景が見れるこの仕事が好きです。そして少しずつ完成に近づく様がもっと好きです。

ダブルミッドソールに705・・・かっこいいです!

今回はリウェルトから修理させていただいております。この曲線がたまりません。

と、あまり余計なことはいらない仕様ですかね!スエードのやれ具合も大好きです。
リウェルト 13000円(+tax)
ミッドソール(1枚) 3000円(+tax)
ビブラム#705 13000円(+tax)